30代、専門外の経理屋はどこまで戦えるのか

日々、実務能力の向上に苦心してます。2児の父なので家族のことも多目です

産後鬱の顛末

都合で今日の仕事が半休なので久しぶりの更新してみます。元々、ブログを毎日更新することができるという人間でもなく、「気が向いたときに書く」が出来ればと思います。

最後に更新してから半年くらい立っていますが、嫁さんおメンタルは元に戻りました。(と認識しています。)

 

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産後半年くらいについては、きつい時期も折れずに堪えれば何とかなる。

というのが産後鬱の対応の答えなような気がします。自分は生物学を学んできました。だから、とは言いませんが産後の女性が精神的に不安定になるのも、現象的に仕方のないことだと理解しているつもりです。産後鬱になる人、ならない人、と当然個人差はあります。あの人はうまくやっているのに私は。。。。。なんて考える必要もありません。他人は他人、うちはうち。多様性があって当然です。

とは言いつつ『産後鬱は時間がたてば元に戻るから夫としては何もしない』では、産後鬱現象は乗り越えても夫婦の信頼関係にヒビが入ってしまう可能性があります。その時その時で不安や寝不足と戦っているパートナーに真摯に向き合うのが大事なのは言うまでもありません。様々な事情で、十分に寄り添うことが出来ない家庭もあると思います。十分ではなくても、出来る範囲でいいのではないでしょうか。

 

今後出産予定で、生んだ先が不安だという方々へ。

産後数カ月は生活・体・心と色々なものが変化するので大変ですが、乗り換えられないものではないので、その大変さも通過儀礼と思って前向きに生活してみてください。

 

ではまた。

はじめてのおつかい。を何時させようか考えた。

もう一昨日になってしまいましたが、テレビでやってましたね。

 

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正直、僕自身は番組自体の「これ感動するでしょ!良いでしょ!」と言わんばかりの構成が好きじゃないんですが嫁さんが好きでチャンネル合わせてました。

 

蛇足ながら、難しい内容のおつかいに対してクレーム騒ぎが起きたこともあるようです。

過去の問題事例:yahoo知恵袋「はじめてのおつかい」でクレームが殺到した内容とは。(megrinrin_3103様の回答一部抜粋)

本当の初めてのおつかいなら、
・親と何度も行ったことのある徒歩圏内の店(はしごなんてさせない)
・購入する品物は少額(軽くて小さいもの)
・メモを持たせる(字が読めないような歳の子にお金を持たせて出歩かせない)
・所持金は購入金額のみ
が普通です。必要があって買い物をさせるのではなく、子どもに体験させるために簡単な買い物を設定してあげるのですから。しかし、それだとテレビ局が望む(視聴者が食い付く)映像になりません。視聴者をつなぎ止めるために、だんだん条件を厳しくして、非常識と思えるまでの内容にしているのでしょう。

 

それはそれ、として思ったのは「出演している家族自体は何も悪くないよな」ということです。出演者側からのオファーがあったにせよ、番組を構成しているのはテレビ局。僕はその演出を毛嫌いしているわけで、頑張っている子やそのご家族を嫌うのはお門違だな、と一人勝手に考えてました。実際、出演されているご家族は素敵だと思います。(でもやっぱり番組自体は好きじゃありあません。(頑固))

 

とどうでもいいことを考えている父の横で、3歳半の長男君がご飯を食べる手を止めて一心に見入っていました。自分と同じくらいの子が一人でお使いに行っている様子をみて「僕もお買い物できるよ」と自身有り気に言います。祖父母からもらったお小遣いを小さな入れ物にしまっていて、たまにそれでおやつを買わせているので、レジを自分で通ったことがあるにはあるのですが、あくまで保護者付きですからね。。。。一人で初めて何かをするのは大人でも躊躇することがあるので、子どもではなおさら難度は高いでしょうね。

 

自分はいつ一人で買い物ができるようになったらなんて覚えてないのですが、親は記録しているものなんでしょうか。

 

息子にはいつ挑戦させてみようか、と嫁さんと少し話をしました。うちは4歳になったあたりで近所のコンビニに食パンでも行かせようか、ということになりましたので、その時になったらレポートは残してみたいと思っています。

(2016.7.20)

 

産後鬱、その時夫はどうするべきか。-その4

さて、嫁さんの産後鬱の影響は長男の生活にも少なからず影響を与えています。産休から育休に入り、保育園の迎えも夕方早めになりました。嫁さん、息子が一緒に過ごす時間も増えました。産休当初は良かったのかもしれませんが、今は母子ともに微妙な感じになっています。

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長男が嫁の顔色を伺う回数が多くなった

嫁さんの性格で元から厳し目に躾けているので以前からその傾向は無くな無かったのですが状況が悪化しています。産後鬱傾向が強くなってからは、嫁さんの表情が基本的に暗いので"なにか怒っている"と思ってしまうんですよね。それで「ママ怒ってる?」なんて聞くものだから、「怒ってないよ」と嫁はこたえます。最近はその頻度が上がってるですが、そうするとどうなるのか。結果は嫁さんの負のオーラが増大します。

心に余裕がある時なら大した問題じゃないと思うんですが、余裕がないからちょっとしたことでイライラするんですよね。加えて、そんなふうに大人な顔色を伺うようになってしまったことと、子どもにそんな心配をさせてしまっている自分に対する失望感。

 

  • 苦しいかもしれないけれども、笑顔を見せられるときはなるべくそうしよう。
  • 怒ってしまうのはしょうがないので、その分どこかで褒めてあげればいいよ。
  • 空気を読め読め言われる国なんだから、そういうことに敏感なのはいいことじゃない?(やや無理やり)

 

それが僕が言えうるアドバイスなのですが、それは一切言っていません。これ以上嫁さんを追い詰めることになってしまっては逆効果。前の投稿でも書いたのですが、言いたくなっても言わない。聞くだけ。我慢。あーストレスがたまる。

 

昔やってたことが出来なくなってる

2歳後半くらいの時ですかね。大きな声で通りかかる人に挨拶できていたのと、ご飯の時に自分から「いただきます」「ごちそうさま」が言えてたんですが、それが今は促さないと出来なくなっています。挨拶は結構言えるんですが、言われた方も気付かないくらいか細い声でいうので、「もっと大きな声で言わないときこえないよ」となります。

僕は、少なくも挨拶の点に関しては、恥ずかしさを覚えてるという意味である意味成長だと思っているんですが、嫁さんにはそうは思えないらしく、「私がそんな(あいさつもできない)子にしちゃったんだ」と理解できない落ち込み方をしています。

 

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しょうがない。今はそんな考え方になってもしょうがない。誰のせいでもない。女性の体がそういう仕組なんだかから。勿論、鬱状態にならない人はいるだろうけど、当然全員じゃない。だから受け入れよう。

正しい対処かは分かりませんが嫁さんの発言には、出来事の話=「そうだったんだ」、自分否定=「違うと思うよ」、良い出来事=「良かったね」と、必要以外に何も言わないように意識しています。たぶん嫁さんが話すのはただ物事を誰かに共有してもらいたからだと思うんです。決して解決策をもとめているわけではないはず。。。。ただやっぱり悩んでいるパートナーがいると何とか解決したくて『ただ聞く』ことはなかなか難しいです。ふと発してしまった助言・発言がまたダメージを与える結果になったりして反省が多いです。自分も成長せなあかんと思います。

 

頑張れ嫁さん、頑張れ息子!

(2016.7.17)

 

博士課程の就職活動ってどうなってんの?ってやっぱり良く分からないよね。--なので少し書いてみました。

先日、twitterで博士課程で研究されている方を彼氏にもつ方から質問を受けました。

  1. 卒業するのは何歳ごろか
  2. 大学の先生以外の道について
  3. 就活がはじまるのはいつか

それまで博士について縁の無かったかたにとってはよく分からない世界かと思いますのでちょっとした背景を交えてこちらでも書いてみます。

博士過程と一言で言っても大学によっては「博士前期課程」と「博士後期課程」と表記がある場合があるので誤解が生じることがあります。「博士前期課程」は「修士課程」と同じで、「博士後期課程」が多くの方がイメージされる博士号を取得するための課程となります。twitterでの質問は後期課程についてのものでした。この文章では後期課程のことを博士課程として進めます。また私は理系なので、文系については状況が違う点もあるのはご理解ください。

  

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卒業するのは何歳ごろか

結論から入ると寄り道がなかったとして27歳です。大学の入学が18歳、そこから学部生4年間、修士課程2年間、博士課程3年間、を休学や留年なく終えると27歳での卒業となります。ただこれは一般例です。大学によっては学部期間を3年で終えることが出来るところもありますし、博士課程も2年で終えることができるところも有ります。なので優秀でかつ「運がよい」方は25歳で博士号を持つことも可能なはずです。

どこの大学にそのような制度があるのか気になるかたは「大学 早期卒業」、「大学 早期修了」などの検索で探してみて下さい。

ただ博士課程3年間と書きましたが、3年で終わらないことも往々にしてあるので注意が必要です。多くの博士課程では第三者期間に研究内容を認めてもらう=論文を発表することが修了要件になっています。研究の実施結果が予想と違うことが頻発すると論文の発表段階で審査が長期化する可能性があります。

博士課程は最長5年間在籍することが可能ですが、その期間内に卒業要件を満たせないと、博士号は取得できずに「博士課程単位取得退学」という経歴での卒業となります。(少し前に日銀人事の件でニュースになりましたが、書き方によっては学歴詐称と指摘されるので注意が必要です)

 

大学の先生以外の道について

大学や公的期間の研究所に残らない=民間就職or企業、ということになりますよね。というと少し短絡的すぎるので、大学の先生以外で公的期間への携わり方についても書いてみます。

リサーチアドミニストレーター(URA)

国内の大学では予算の削減圧力とともに定年教員の補充もされない場合があるなどで、先生方の業務量は徐々に増えていってる状況です。その中で業務上の負担を減らし、分野を横断した科学技術政策への提言を行えるような専門職員の採用を大学が行なっています。直接的に研究や実験ができる立場ではありませんが、博士号取得者として科学技術に貢献し、様々な方と議論できる立場として魅力的な業務ではあると思います。

 

弁理士(技術移転機関、TLO)

言わずと知れた(?)士業の一つです。国内外で技術の産業利用を行う上で特許権の取得は大事なポイントとなっています。大学では大学の研究成果を民間企業へ受け渡すための技術移転機関(TLO)が設置されており、そちらでの業務できる可能性があります。私の修士課程時代の先輩も弁理士となるべる特許庁で働くことを選択していました。それなりに勉強も必要となりますが、大学の研究成果と産業を結びつけることに興味があるかたには良い選択となり得ます。詳しくは調べていませんが、修士課程・博士課程共に修了者には試験の免除があるようなので、活用しない手はないです。(授業の履修内容にいくらか要件があるようなので、学部から修士に進学するときにポイントは抑えてておいた方が良いです)

 

次に民間企業への就職についてです。

これについては専門分野の状況格差が大きくて一般論は言い難い問題です。工学系・情報系・化学系については引く手はあるのでそんなに心配はいらないでしょう。ただ、文系、生物系は逆に厳しいです。というのも大学での研究内容をそのまま活かそうとした場合、その受け皿となりうる活動をおこなっている企業が極端に少ない(又は無い)ためです。なので、「この◯◯年間の研究知識を無駄ししたくない」と考える文系・生物系の人は苦労する覚悟を決めて活動をすることをオススメします。

逆に専門にこだわらなければ、"ちょっと歳がいった"学部生・修士生のようなものだと思っています。まあこの"ちょっと歳がいった"という点が日本ではキツイのですが、そこは割りきっていくしかありません。『博士号をとってまで、何故うちに?』という採用担当者の疑問に対して納得を得られる回答ができれば、行き場が無いという事態は避けられるはずです。

そして一度働き出してしまえば、そこに楽しみ方を見つけて、何とか続けていくことは可能です。こんなこと書くのも癪なのですが、今の情勢ではどんな会社でも良いので、まずは正規雇用されて業務経験を積むべきかと思います。今は転職するのも普通ですし、後の身の振り方は働きながら探せばいいです。

 

就活が始まるのはいつか

これは個別ケースも多いはずなので難しい内容ですが、企業就職=学部生・修士の学生と同じ時期、大学の研究職=卒業年度の2月頃くらいの認識です。

民間就職で問題となるのが、博士号が取得できるかどうかという問題です。私の場合も、8月頃から活動を初めて内々定は頂いていたのですが、結局卒業できそうだと決まったのが卒業年の2月頃でした。内定をいただいた企業はもし、3月卒業できなくても、修了まで待っていただけるということだったので精神的に良かったのですが、問題となる可能性もあるので、企業のかたとは十分に状況について情報交換しておく必要があるかと思います。

大学で研究を選択される場合も行き先が決まるのはギリギリになることが多いと思います。理由は上記と同じで博士号の取得できるか出来ないか判断できるのが年度末付近になるためです。研究員に応募するにしても時間がないので、空きのある大学を探し、応募すると現在の住まいから遠方の勤務地になることもザラです。無期雇用の大学研究者として採用されるために、業績を出し続けなければならず、それまでは転勤が続くことも覚悟しないといけません。加えて『運』も大切な要素となります。

 

今の御時世、何を選択するにしても簡単なことはありませんが、学部卒・修士卒で就職することに比べ、博士卒の就職は規定路線のようなものがありません。私もそうでしたが、手探りで進めている方が多いのではないでしょうか。

とりあえず思いつくままに書きなぐりましたが(うまくまとまっていなくて申し訳ない)、博士についてはいろいろ書き溜めて整理していこうと思います。

(2016.7.10)

 

 

子どもの習い事。小学校先生のお薦めは?

先日、嫁さんのママ友がうちに遊びに来て二人で談笑、その中のひと会話。


友「とも君(よく一緒に遊ぶ同じ代の男の子)がもうカタカナを習いたいって興味持ってるんだって。うちは全然だなー。はる君(うちの子)はどう?」

嫁「ひらがなが文字単位で追えるくらいかな。文章では読めない。あと、もう最近は教えてない。すぐイラっとして怒っちゃうから」

友「そうだよねー、なかなか覚えないよねー。とも君は絵本もしっかり読んでるし語学の才能があるのかもね~」


たわいもない話ですがやはり親の子どもに対する『教育』へ関心の高さを感じさせられます。何を教えるか、習わせるかなんて親の考えで決めれば良いわけですが、予算の都合もあるので難しいですね。お金をかければ良い結果が待っている、というものでもないですし。では「これが大正解!」というものが無いとして、幼少時に「これが出来たらベター」というものは何かなと考えて、小学校の先生をやってる友人の言葉を思い出しました。


学校の授業では泳げるようにはならない

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その友人はスイミングスクールで水泳をやらせる、と言ってました。理由は学校の授業では泳げるようにはならないから、とのこと。もちろん泳げるようになる子はいるけれども、水に頭を漬けることへの抵抗感が少ない子だったり、センスが良い子だったりするみたい。少なくも泳げない子を泳げるようにしてあげられるほどの時間もマンパワーも先生には無いようです。一方で体育の評点にも影響するので、多くの先生がスイミングはやらせている。勉強は後からでも何とか教えれるけど、水泳は中学・高校でもカリキュラムに入っているし、苦手のまま成長するのは少しかわいそう。あんまりないとは思うけど水難事故が起きた際の助けにもなるしね。

ということでした。何をやらせてみようか考えている方はご参考までに。


ちなみに長男のはる君3歳半ですがまだ何も始めてません。ただでさえ、嫁さんは将来の金銭不安で産後鬱状態なので、お金がポンと出ていく決断は現状難しいですね。別に何かのスクールや稽古に行かなくても、両親が時間と手間をかけることが出来るのであれば、お金を使わなくても何とかすることも不可能ではないですし。

親の期待も分かりますが、子どもの将来のことを考えて決めて生きたいという考えは忘れないようにしたいと思っている次第です。

(2016.7.5)

参考書が売ってない?簿記1級の勉強を進めたいのだけれどマジ勘弁。。。。からのamazon様ありがとう

のろりのろりと簿記1級勉強中なんでが、最後のテキストを買おうと思ったら近所の書店のどこに行っても置いてない、と言うことが起きたので共有まで。

 

簿記1級の市販の参考書はいろいろ出ているのは独学を決め込んだ人はご存知の通り。

  • 合格テキスト
  • サクッとうかる日商1級
  • 簿記の教科書
  • スッキリわかる日商簿記1級

それらをぱらぱらと見た感じで読み進めやすそうという観点から「サクッっと受かる」のシリーズを選択しました。テキスト自体の良し悪しは次のリンクが参考になるかと思いますので、独学を考えている人は参考にしてみたください。

私が選んだサクッとシリーズは商業・会計、工業・原価と各3冊、合計6冊のテキスト構成となっています。5冊分を読み終え、さあ最後のを買いに行こうと通勤経路の駅にある書店に行ったのですが、運悪く品切れ?で置いてませんでした。で、自宅から少し行ったところにある大型書店でも売ってない。不穏な感じですが、次に紀伊国屋書店の在庫検索を行ってもどもの品切れ。あーこれはダメだ、、、、って思い出版元のネットスクールのサイトを見ると、品切れ且つ改訂の予定もありません、だって。

 

ふざけんなー!欠品があるならもうシリーズ全体売るの止めてくれ!

 

参考書によって各巻の内容の区切り方も違うから、もう一式他のものを揃えろってこと?まあそれはそれで仕方ないけど、これ絶対他にも同じ状況になる人いるでしょ。。。と言うことで、この状況を記録しておきます。

私が取った対処法はAmazon様で中古品の購入です。今回、amazonがあって良かった!って初めて思えました。掲載内容も古そうなので今から独学始める人は避けたほうが無難かもしれませんが、もうすでに手を出してしまってる人には唯一に近い助け舟かと思います。近くの古本屋にもあるかどうか分からないので、手っ取り早く解決したい方は検討してみてください。

(2016.7.3)

 

 

企業と監査法人の関係性について思うこと

こんにちわ。天邪鬼のアマノです。

勤め先が監査法人に会計や内部統制について監査業務を委託しています。それで今日は実務上で前々から感じていることについて書いてみます。内容はタイトルの通りです。

 

1. 監査委託の本来の趣旨

2. 実際の業務上のやりとり

3. 監査依頼側と監査実施側はどうあるべきか

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1. 監査委託の本来の趣旨

会計監査(かいけいかんさ、英語:financial audit、auditing)とは、企業公益団体および行政機関等の会計決算)に関して、一定の独立性を有する組織が監査と最終的な承認を行うことである。なお、会計検査院による国等の行政機関等に対する監査を特に会計検査と呼ぶ

経営者や執行権者は、その業務や会計など一定の報告を委任者(株主や公民権者)に対して行うのが一般的である。報告内容に虚偽の表示があった場合、受託者の能力を委任者が正当に判断することができなくなる。そのため一定の独立性を有した個人や組織が、その内容に虚偽の表示等がない(または一定程度に少ない)ことを確認する作業を監査という。そのうち特に会計に対する監査のことを会計監査(会計検査)と呼ぶ。(wikipediaより)

会計監査については『企業が外部に公表する会社の経営状況(財務諸表)が虚偽無く、適正に作成されているかどうかを、専門知識を有する公認会計士が調査をします』という認識です。自社以外の第三者による監査が必要なので、企業は監査法人に監査業務を委託します。監査を受けると「この経理処理はこうこうあるべきだと思うんですよね。(=処理を変更して下さいね)」という指摘が入って、企業としてはより適切な報告が出来るようになるわけです。

ただこの時点で企業=依頼主、監査法人=請負側の関係が生じていることを忘れてはいけません。

 

2. 実際の業務上のやりとり

会計監査の過程では様々な証憑を監査法人に提出して、会計処理の適正性を検証していただくことになります。ただし短い期間で決算手続きを済ませ、開示書類を作成する都合上、一度企業側で確定させた会計数値を監査結果に従って変更することはスケジュール的に厳しいのが実際です。業務に十分な人数を割けている会社では大丈夫なのかもしれませんが、間接部門の人員は絞られていることも多いですからね。なので、通期決算で会計的重要性が大きい場合を除いては「次回決算以降での修正しましょうね」という対処も取られるケースもあるかと思います。このような形で、随時、そして徐々に会計面でも処理を適切にしていき、社内・社会に対する適正性を向上させていけるのが良い形です。

 

一方で昨年の東芝の問題の時に感じたことですが、前項で書いた依頼主と請負側という立場が悪く作用することが往々にしてありそうです。

この点はあくまでも推測ですが、あの不適切と言われている会計処理について、監査法人が気付かなかったとは思えません。国内でも最難関と言われる公認会計士試験をパスしている人たちでも気付けないほどに巧妙だったってことですか?まあ、可能性はそれなりには有りますかね。東芝レベルの大企業にもなると企業内会計士もいて、巧く取り繕っていたのかもしれませんし。ただやはり主従関係とまでは言わないにしても、依頼側と請負側という関係上、監査法人側がクリティカルな資料の提出を拒まれたり、見逃すように圧力をかけられて、の結果だと思うのが個人的な見解です。

仮に監査法人の立場で『契約を切るぞ』とプレッシャーをかけれれたら私だったらどう判断しただろうか。そんな空想で悩んでも仕方ないので考えませんが、実際その場面になったら相当悩むと思います。

 

直接契約をしている都合上でパワーバランスは生じてしまいます。それが原因でいざというときに監査法人側は本来行うべき業務がしにくくなっている、ということもありそうです。

 

3. 監査依頼側と監査実施側はどうあるべきか

どうして東京証券取引所はその仲介にならないのだろう、ということを感じています。最近で言うとAppBankやフィット、少し前ではgumiと言った新規上場企業や、東芝オリンパスみたいな老舗大企業でも粉飾や横領のような問題が起きるのは証券や監査法人と企業が直接契約することで、審査側の機能不全が起きているからだと思うんです。その間に東証が入ることによって企業と審査機関の間に利害関係が無くなって、審査側が言いたいことを言えるようになるのにどうしてだろう、と。

 

企業→→→(監査業務委託)→→→東証→→→(監査業務再委託)→→→監査法人

 

別件になるんですけど、前舛添都知事が経費使用用途について「第三者に検証をお願いする」と言って自分で弁護士を選定しているの問題は変わらない気がするんですよね。あれも、様々な場所で第三者として機能していないって指摘がされていましたし。

 

いち企業の末端社員がどうこう言っても仕方のない問題ですが、会計監査の本来の目的は『社会に対して適正な公表がなされること』であるので「これまではこうだったから」とか「他国がそうしてるから」とか関係なく、頭の良い人達が上手い仕組みを常に考えていて欲しいと思った次第です。

(2016.7.2)