30代、専門外の経理屋はどこまで戦えるのか

日々、実務能力の向上に苦心してます。2児の父なので家族のことも多目です

産後鬱の顛末

都合で今日の仕事が半休なので久しぶりの更新してみます。元々、ブログを毎日更新することができるという人間でもなく、「気が向いたときに書く」が出来ればと思います。

最後に更新してから半年くらい立っていますが、嫁さんおメンタルは元に戻りました。(と認識しています。)

 

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産後半年くらいについては、きつい時期も折れずに堪えれば何とかなる。

というのが産後鬱の対応の答えなような気がします。自分は生物学を学んできました。だから、とは言いませんが産後の女性が精神的に不安定になるのも、現象的に仕方のないことだと理解しているつもりです。産後鬱になる人、ならない人、と当然個人差はあります。あの人はうまくやっているのに私は。。。。。なんて考える必要もありません。他人は他人、うちはうち。多様性があって当然です。

とは言いつつ『産後鬱は時間がたてば元に戻るから夫としては何もしない』では、産後鬱現象は乗り越えても夫婦の信頼関係にヒビが入ってしまう可能性があります。その時その時で不安や寝不足と戦っているパートナーに真摯に向き合うのが大事なのは言うまでもありません。様々な事情で、十分に寄り添うことが出来ない家庭もあると思います。十分ではなくても、出来る範囲でいいのではないでしょうか。

 

今後出産予定で、生んだ先が不安だという方々へ。

産後数カ月は生活・体・心と色々なものが変化するので大変ですが、乗り換えられないものではないので、その大変さも通過儀礼と思って前向きに生活してみてください。

 

ではまた。

アマノ、上司になるってよ。(そのうち)

直近で1名増員計画があるそうです。

それに伴って下半期からか来季からか分かりませんが、とりあえず管理ポジションに上げると事前予告を上司より受けました。能力が十分かはまだ分からんが、やらせてみてもいいのでは?ということのようです。

嬉しい半面、プレッシャーがかかり面白いことになってきました。

当面の課題としてはいくつかあるので棚卸をば。

 

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課が抱える問題の解消と目標の設定

①高業務負荷の解消

現在、1名が職中につき、業務負荷が強くかかった状態が5カ月ほど継続しています。その間にも従来のものに加えて新しく増えている業務もあり、自分はやや疲れ気味。もう一名はメンタル・体力共に限界気味。この状況が少なくともあと1月、2月続きます。加えて夏季休暇での営業日数の減少、臨時業務の追加があり8月は越えるのはかなり大変です。入ってくるであろう人が早く戦力になるように、手筈を整えておく必要がありますが、それも9月に入ってからのことになりそうです。

 

②併設課のマネジメント

現状、直上の上司からしか話を聞けていないので事実かどうかは不明ですが、部として人員の意識が低いと認識されているようです。主には同部他課の問題ですが、社内的には「部」として我々経理も同一グループと見なされるので、他の家の問題として放置しておくことは得策ではありません。指示したものの提出が遅い、他の自分たちの好きな業務を優先する、仕事を振ると嫌がる、等々の愚痴を聞くことが多くなりました。指示の出し手と、受け取り手で双方に問題があると考えていますが、その課題が私の方に引き継がれる気配が濃厚なので、覚悟しないとヤラレルゾ。

 

③全社行動意識の向上

経理は少なくともそうなのですが、デスクに座ってPCをカタカタいじっていれば済む仕事ではなくなっています。経費や資金の監理面で、他の部署がいろいろ動いて状況が変化しているのをキャッチアップしないと、期末に想定外の費用の発生を招いたりする危険があるので、情報を拾いに回らなければいけません。同様の意識は「部」としても必要だと経営陣から指摘があるようで、その対応にも迫られる予定です。

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いずれにしても名ばかりプレイングマネージャー職から、実質同職になる予定で、個人的負荷、特にメンタル面での負担が増えていく覚悟でいます。大変な時期も出てくるでしょうがいろいろチャンスととらえて活動していく予定です。

(2016/7/31)

はじめてのおつかい。を何時させようか考えた。

もう一昨日になってしまいましたが、テレビでやってましたね。

 

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正直、僕自身は番組自体の「これ感動するでしょ!良いでしょ!」と言わんばかりの構成が好きじゃないんですが嫁さんが好きでチャンネル合わせてました。

 

蛇足ながら、難しい内容のおつかいに対してクレーム騒ぎが起きたこともあるようです。

過去の問題事例:yahoo知恵袋「はじめてのおつかい」でクレームが殺到した内容とは。(megrinrin_3103様の回答一部抜粋)

本当の初めてのおつかいなら、
・親と何度も行ったことのある徒歩圏内の店(はしごなんてさせない)
・購入する品物は少額(軽くて小さいもの)
・メモを持たせる(字が読めないような歳の子にお金を持たせて出歩かせない)
・所持金は購入金額のみ
が普通です。必要があって買い物をさせるのではなく、子どもに体験させるために簡単な買い物を設定してあげるのですから。しかし、それだとテレビ局が望む(視聴者が食い付く)映像になりません。視聴者をつなぎ止めるために、だんだん条件を厳しくして、非常識と思えるまでの内容にしているのでしょう。

 

それはそれ、として思ったのは「出演している家族自体は何も悪くないよな」ということです。出演者側からのオファーがあったにせよ、番組を構成しているのはテレビ局。僕はその演出を毛嫌いしているわけで、頑張っている子やそのご家族を嫌うのはお門違だな、と一人勝手に考えてました。実際、出演されているご家族は素敵だと思います。(でもやっぱり番組自体は好きじゃありあません。(頑固))

 

とどうでもいいことを考えている父の横で、3歳半の長男君がご飯を食べる手を止めて一心に見入っていました。自分と同じくらいの子が一人でお使いに行っている様子をみて「僕もお買い物できるよ」と自身有り気に言います。祖父母からもらったお小遣いを小さな入れ物にしまっていて、たまにそれでおやつを買わせているので、レジを自分で通ったことがあるにはあるのですが、あくまで保護者付きですからね。。。。一人で初めて何かをするのは大人でも躊躇することがあるので、子どもではなおさら難度は高いでしょうね。

 

自分はいつ一人で買い物ができるようになったらなんて覚えてないのですが、親は記録しているものなんでしょうか。

 

息子にはいつ挑戦させてみようか、と嫁さんと少し話をしました。うちは4歳になったあたりで近所のコンビニに食パンでも行かせようか、ということになりましたので、その時になったらレポートは残してみたいと思っています。

(2016.7.20)

 

産後鬱、その時夫はどうするべきか。-その4

さて、嫁さんの産後鬱の影響は長男の生活にも少なからず影響を与えています。産休から育休に入り、保育園の迎えも夕方早めになりました。嫁さん、息子が一緒に過ごす時間も増えました。産休当初は良かったのかもしれませんが、今は母子ともに微妙な感じになっています。

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長男が嫁の顔色を伺う回数が多くなった

嫁さんの性格で元から厳し目に躾けているので以前からその傾向は無くな無かったのですが状況が悪化しています。産後鬱傾向が強くなってからは、嫁さんの表情が基本的に暗いので"なにか怒っている"と思ってしまうんですよね。それで「ママ怒ってる?」なんて聞くものだから、「怒ってないよ」と嫁はこたえます。最近はその頻度が上がってるですが、そうするとどうなるのか。結果は嫁さんの負のオーラが増大します。

心に余裕がある時なら大した問題じゃないと思うんですが、余裕がないからちょっとしたことでイライラするんですよね。加えて、そんなふうに大人な顔色を伺うようになってしまったことと、子どもにそんな心配をさせてしまっている自分に対する失望感。

 

  • 苦しいかもしれないけれども、笑顔を見せられるときはなるべくそうしよう。
  • 怒ってしまうのはしょうがないので、その分どこかで褒めてあげればいいよ。
  • 空気を読め読め言われる国なんだから、そういうことに敏感なのはいいことじゃない?(やや無理やり)

 

それが僕が言えうるアドバイスなのですが、それは一切言っていません。これ以上嫁さんを追い詰めることになってしまっては逆効果。前の投稿でも書いたのですが、言いたくなっても言わない。聞くだけ。我慢。あーストレスがたまる。

 

昔やってたことが出来なくなってる

2歳後半くらいの時ですかね。大きな声で通りかかる人に挨拶できていたのと、ご飯の時に自分から「いただきます」「ごちそうさま」が言えてたんですが、それが今は促さないと出来なくなっています。挨拶は結構言えるんですが、言われた方も気付かないくらいか細い声でいうので、「もっと大きな声で言わないときこえないよ」となります。

僕は、少なくも挨拶の点に関しては、恥ずかしさを覚えてるという意味である意味成長だと思っているんですが、嫁さんにはそうは思えないらしく、「私がそんな(あいさつもできない)子にしちゃったんだ」と理解できない落ち込み方をしています。

 

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しょうがない。今はそんな考え方になってもしょうがない。誰のせいでもない。女性の体がそういう仕組なんだかから。勿論、鬱状態にならない人はいるだろうけど、当然全員じゃない。だから受け入れよう。

正しい対処かは分かりませんが嫁さんの発言には、出来事の話=「そうだったんだ」、自分否定=「違うと思うよ」、良い出来事=「良かったね」と、必要以外に何も言わないように意識しています。たぶん嫁さんが話すのはただ物事を誰かに共有してもらいたからだと思うんです。決して解決策をもとめているわけではないはず。。。。ただやっぱり悩んでいるパートナーがいると何とか解決したくて『ただ聞く』ことはなかなか難しいです。ふと発してしまった助言・発言がまたダメージを与える結果になったりして反省が多いです。自分も成長せなあかんと思います。

 

頑張れ嫁さん、頑張れ息子!

(2016.7.17)

 

ヘリマネ(ヘリコプターマネー)って何?

yahooニュースの経済覧にこんなタイトルの記事を発見。

[東京 13日 ロイター] - 安倍晋三首相とバーナンキ前米連邦準備理事会(FRB)議長との12日の会談で、ヘリコプターマネーが議論されたのではないかとの観測が一部で浮上し、政府関係者は困惑の表情を見せている。 (yahoo japan)

安倍総理FRB議長と話すくらいなので経済対策や政策の話なのだろうとはイメージできましたが経済の勉強を一切していないのでヘリコプターマネーという言葉を知らなかったのでググってみた。

リンク先の記事によるとヘリコプターで上空からお金をばら撒くかの如く、社会にお金を行き渡らせる経済対策のようです。

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Photo: handelsblatt

 

政府が何かしら社会問題の対応をするときには何時も財源は?財源はどうするんですか?と問題になりますが、そういうのでなく、単純に札束を印刷しまくってそれを無償で一人一人にお配りしましょうっていう話なのですね。それでどういう効果が期待できるんでしょうか。

国民に直接カネを渡せば、消費が増えて経済が活性化する一方、その国には通貨安とインフレが進むはずなので、デフレを克服出来るという理屈です。一部で議論が起きている政府紙幣の発行や、1999年に行われた地域振興券の配布などは、一種のヘリコプターマネーです。 

日本では現在、デフレギャップがおよそ30~40兆円分あると見積もられています。これを埋めるためには、国民一人当たり30万円ほど現金を配れば、デフレは解消する計算になります。ここまで直接的かつ大胆な政策を行った国はありませんが、その位のことをしないと日本のデフレは解消しないのです。rh-guide.com

 感覚的な記述になってしまって申し訳ないのですが、そう上手くいきますかね?今の日本の消費不足は将来の見通せなさが主な要因ですよね。どんな企業に勤めていても『明日無職になるかもしれない』、そしてそういう状況になっても『誰も助けてくれない』という社会なので「貯蓄は出来るときにしておこう」、「いざというときのために少しでも備えを多くしよう」というのが個人や企業の基本スタンスのように思うからです。現に企業の内部留保は増えています。

結局使われずにストックされて、何もなかったのようになる。そんな気がします。加えて国際的にも一方的な通貨安の誘導なので、輸出入関連国からのプレッシャーもありそうです。

毎年、記事のように30万円をもらえるのなら、今年は使ってもいいか!と考える人も多そうですが、一時金を渡すだけでは効果はないというのが、私の考えるところです。

といって批判するだけでは何も解決しませんが、ヘリマネ導入よりは、将来的な成長社会を国民にイメージさせるのが先なのではないですかね。

 (2016.7.14)

 

ダービースタリオン(ダビスタ)の思い出。あれほどはまったゲームは他にはない。

昨日は任天堂ポケモンGOが先行リリースされたアメリカでtwitterに並ぶ大流行のニュースが到着。それにつられて任天堂株もまさかのストップ高。一株200万円よ?世の中お金持ちがお金を転がして楽しんでるんですね。

そんな導入としてみたのは先日ダービースタリオンスマホ版リリース予定のニュースを見て期待してのこと。つまりはゲーム繋がりです。クラウドベースの提供となることで、これまで問題とされていたバグやレースバランスについては、一旦しくじってもバランス調整が可能になるの点は大きなメリットのように思います。(最初からベストバランスでリリースしてくれるのが一番なのですが。。。)

 

ただ、種付けや有名騎手への騎乗依頼でバンバン課金される未来が目の前に見えるのが残念です。お願いです、園部様(版権者)。それだけは勘弁してください。月額1000円くらいだったら、くそゲーでない限り続ける自身があるので、定額課金型での運用を期待します。全盛期だった96、PS時代のプレイヤーは今では30代、40代になっているでしょう。我々世代が10万人(仮)・月額1000円なら、月商1億円。悪くないんじゃないですか?巧くブリーダーズカップ(BC)を回せば、それくらいのユーザーを維持できますよ、きっと。

 

全盛期の頃の話:ダビスタ96(SFC

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なに熱く語ってんの?このおっさん。という方へ、ダビスタについてこんなゲームだよ、と言うのをかいつまんでお伝えします。96年発売なので私が中学校ぐらいのときにだったかと思います。多くの中学生と同様、競馬には全くの無縁だったのですが、友人が買ったスーパーファミコンのソフト『ダービースタリオン96』(ダビスタ96)を借りたことにによって、ゲームそして実競馬の観戦にド嵌りしてしまいました。

「競走馬育成シミュレーションゲームと言うことで、ユーザーは牧場のオーナーとしてプレイします。競争馬を生産、トレーニングし、最もレベルが高いレースであるGIレースに勝つことを目指します。言ってしまえばただこれだけのゲームなのですが、ダビスタのプロゲーマーが出現するほどに多くの人が楽しむものになりました。

 

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専門の月刊誌まで登場しました。また、複数の競馬専門誌の中でも特設コーナーが作られ毎号の攻略合戦が行われました。まさに伝説!

 

なにが面白かったのか。それはブリーダーズカップ(BC)の存在に尽きます。今のオンライン対戦の元祖のような気がするのですが、育てた馬のパスワードをプレーヤー同士で持ち寄って対戦することが可能だったんです。当時でそんな機能のあるゲームは私は他には知りません。

牡馬(オス)と牝馬(メス)を掛け合わせて仔馬をつくるのですが、同じ組合せの親で仔馬を産んでも結果にランダム性があり、決まった能力になりません。全く同じ親を持つ組合せでも、強い馬、弱い馬が生まれます。そして、極極稀に生まれる強い馬を求めて何度も何度も生産を行いました。膨大なパターンの牡馬と牝馬の組合せの中から「これなら強い馬が出来るだろうと」考え、BCで日本中のユーザーに勝てるような馬を生産・育成することに私も友人も本当に夢中になりました。

 

そんな素晴らしいゲームなのですが、昨今はレースシーンのゲームバランスが悪い、とか致命的なバグがあるとかで評判を落としているのですが、前述のように多くのプレーヤーを虜にした過去から、発売の度に期待されるタイトルとなっています。

なので繰り返しになりますがお願いです。多くの人が長い期間楽しめるように、月額定額のシステムでお願いいたします。

今日はここまで。(2016.7.13)

 

博士課程の就職活動ってどうなってんの?ってやっぱり良く分からないよね。--なので少し書いてみました。

先日、twitterで博士課程で研究されている方を彼氏にもつ方から質問を受けました。

  1. 卒業するのは何歳ごろか
  2. 大学の先生以外の道について
  3. 就活がはじまるのはいつか

それまで博士について縁の無かったかたにとってはよく分からない世界かと思いますのでちょっとした背景を交えてこちらでも書いてみます。

博士過程と一言で言っても大学によっては「博士前期課程」と「博士後期課程」と表記がある場合があるので誤解が生じることがあります。「博士前期課程」は「修士課程」と同じで、「博士後期課程」が多くの方がイメージされる博士号を取得するための課程となります。twitterでの質問は後期課程についてのものでした。この文章では後期課程のことを博士課程として進めます。また私は理系なので、文系については状況が違う点もあるのはご理解ください。

  

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卒業するのは何歳ごろか

結論から入ると寄り道がなかったとして27歳です。大学の入学が18歳、そこから学部生4年間、修士課程2年間、博士課程3年間、を休学や留年なく終えると27歳での卒業となります。ただこれは一般例です。大学によっては学部期間を3年で終えることが出来るところもありますし、博士課程も2年で終えることができるところも有ります。なので優秀でかつ「運がよい」方は25歳で博士号を持つことも可能なはずです。

どこの大学にそのような制度があるのか気になるかたは「大学 早期卒業」、「大学 早期修了」などの検索で探してみて下さい。

ただ博士課程3年間と書きましたが、3年で終わらないことも往々にしてあるので注意が必要です。多くの博士課程では第三者期間に研究内容を認めてもらう=論文を発表することが修了要件になっています。研究の実施結果が予想と違うことが頻発すると論文の発表段階で審査が長期化する可能性があります。

博士課程は最長5年間在籍することが可能ですが、その期間内に卒業要件を満たせないと、博士号は取得できずに「博士課程単位取得退学」という経歴での卒業となります。(少し前に日銀人事の件でニュースになりましたが、書き方によっては学歴詐称と指摘されるので注意が必要です)

 

大学の先生以外の道について

大学や公的期間の研究所に残らない=民間就職or企業、ということになりますよね。というと少し短絡的すぎるので、大学の先生以外で公的期間への携わり方についても書いてみます。

リサーチアドミニストレーター(URA)

国内の大学では予算の削減圧力とともに定年教員の補充もされない場合があるなどで、先生方の業務量は徐々に増えていってる状況です。その中で業務上の負担を減らし、分野を横断した科学技術政策への提言を行えるような専門職員の採用を大学が行なっています。直接的に研究や実験ができる立場ではありませんが、博士号取得者として科学技術に貢献し、様々な方と議論できる立場として魅力的な業務ではあると思います。

 

弁理士(技術移転機関、TLO)

言わずと知れた(?)士業の一つです。国内外で技術の産業利用を行う上で特許権の取得は大事なポイントとなっています。大学では大学の研究成果を民間企業へ受け渡すための技術移転機関(TLO)が設置されており、そちらでの業務できる可能性があります。私の修士課程時代の先輩も弁理士となるべる特許庁で働くことを選択していました。それなりに勉強も必要となりますが、大学の研究成果と産業を結びつけることに興味があるかたには良い選択となり得ます。詳しくは調べていませんが、修士課程・博士課程共に修了者には試験の免除があるようなので、活用しない手はないです。(授業の履修内容にいくらか要件があるようなので、学部から修士に進学するときにポイントは抑えてておいた方が良いです)

 

次に民間企業への就職についてです。

これについては専門分野の状況格差が大きくて一般論は言い難い問題です。工学系・情報系・化学系については引く手はあるのでそんなに心配はいらないでしょう。ただ、文系、生物系は逆に厳しいです。というのも大学での研究内容をそのまま活かそうとした場合、その受け皿となりうる活動をおこなっている企業が極端に少ない(又は無い)ためです。なので、「この◯◯年間の研究知識を無駄ししたくない」と考える文系・生物系の人は苦労する覚悟を決めて活動をすることをオススメします。

逆に専門にこだわらなければ、"ちょっと歳がいった"学部生・修士生のようなものだと思っています。まあこの"ちょっと歳がいった"という点が日本ではキツイのですが、そこは割りきっていくしかありません。『博士号をとってまで、何故うちに?』という採用担当者の疑問に対して納得を得られる回答ができれば、行き場が無いという事態は避けられるはずです。

そして一度働き出してしまえば、そこに楽しみ方を見つけて、何とか続けていくことは可能です。こんなこと書くのも癪なのですが、今の情勢ではどんな会社でも良いので、まずは正規雇用されて業務経験を積むべきかと思います。今は転職するのも普通ですし、後の身の振り方は働きながら探せばいいです。

 

就活が始まるのはいつか

これは個別ケースも多いはずなので難しい内容ですが、企業就職=学部生・修士の学生と同じ時期、大学の研究職=卒業年度の2月頃くらいの認識です。

民間就職で問題となるのが、博士号が取得できるかどうかという問題です。私の場合も、8月頃から活動を初めて内々定は頂いていたのですが、結局卒業できそうだと決まったのが卒業年の2月頃でした。内定をいただいた企業はもし、3月卒業できなくても、修了まで待っていただけるということだったので精神的に良かったのですが、問題となる可能性もあるので、企業のかたとは十分に状況について情報交換しておく必要があるかと思います。

大学で研究を選択される場合も行き先が決まるのはギリギリになることが多いと思います。理由は上記と同じで博士号の取得できるか出来ないか判断できるのが年度末付近になるためです。研究員に応募するにしても時間がないので、空きのある大学を探し、応募すると現在の住まいから遠方の勤務地になることもザラです。無期雇用の大学研究者として採用されるために、業績を出し続けなければならず、それまでは転勤が続くことも覚悟しないといけません。加えて『運』も大切な要素となります。

 

今の御時世、何を選択するにしても簡単なことはありませんが、学部卒・修士卒で就職することに比べ、博士卒の就職は規定路線のようなものがありません。私もそうでしたが、手探りで進めている方が多いのではないでしょうか。

とりあえず思いつくままに書きなぐりましたが(うまくまとまっていなくて申し訳ない)、博士についてはいろいろ書き溜めて整理していこうと思います。

(2016.7.10)