30代、専門外の経理屋はどこまで戦えるのか

日々、実務能力の向上に苦心してます。2児の父なので家族のことも多目です

【書評】スーパー経理部長が実践する50の習慣(前田康二郎 著)

最近インプットが無いなあと感じて読んでみました。

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著者について

民間企業で経理・IPO等の管理業務、海外勤務をフリーランスの経営コンサルティング・実務指導を行う。監査法人にスーパー経理部長と言われる。

 

感想

自分の考えや今の実務と一致しているものの、気付かされることも多かったように思います。今の経理は会計ソフトの導入によって実績(過去)の成績を記録するに留まることは許されません。如何にして将来の数字を見通すことができるか、その段取りを社内調整して進めていくことができるかが問われています。もはやそんなことは言うまでもない時代ですよね。

 

こちらの記事にも書きましたが、経理は決して会社を「管理」してるポジションではありません。他部署というパートナーと共に目標数値を達成するためのコアでなければなりません。頭ごなしに指示をするだけではダメですし、かと言って下手に出て、経費の執行を自由にされてしまってもいけません。バランス感覚をもって全体の進行を促す経営のサポーターだと私は考えてます。

 

その役割を担っていく上で意識したい50のポイントが記載されていますが、その中でも実務上のポイントとなりそうな点を備忘がてら書いていきたいと思います。

 

  • 経理作業に没頭出来る時間は以外と少ない・・・自席の仕事は全体の半分以下。分析、折衝、調整などの時間も多い。
  • 常に全体を見渡しているか・・・優先順を考えて動くこと
  • スピートと精度のバランス・・・状況に応じてきっちり締める場面とアバウトで良い場面を区別する
  • 予算策定のポイント・・・保守的になる傾向がある。経理が数字を揉むことが大事。(うちの上司はこれをしっかりやっています)
  • 自分が居なくても業務が回る仕組み作り・・・マニュアル作りは大事。自分が居なければ仕事が廻らない人は新しい業務を担当できない。
  • 柔軟性を持って業務に当たる・・・これまでこうしてきたから、で考えもせずに意見を跳ね除けない。状況に合わせて適切な仕組み・やり方を考えられると良い。
  • 経理はコミュニケーション力が大事・・・相手によって伝える内容・伝え方も変わる
  • 監査法人対応について・・・資料提出を早めにするか、言われてからにするか。

 

こうやって見るともう上司がやっていることだったり、言っていることの書き直しになっています。その普遍性が改めて認識できた点で、読んで良かったです。

これから経理を始める方にとって得られるものが多い書籍かと思います。

(2016.6.28)