30代、専門外の経理屋はどこまで戦えるのか

日々、実務能力の向上に苦心してます。2児の父なので家族のことも多目です

ヘリマネ(ヘリコプターマネー)って何?

yahooニュースの経済覧にこんなタイトルの記事を発見。

[東京 13日 ロイター] - 安倍晋三首相とバーナンキ前米連邦準備理事会(FRB)議長との12日の会談で、ヘリコプターマネーが議論されたのではないかとの観測が一部で浮上し、政府関係者は困惑の表情を見せている。 (yahoo japan)

安倍総理FRB議長と話すくらいなので経済対策や政策の話なのだろうとはイメージできましたが経済の勉強を一切していないのでヘリコプターマネーという言葉を知らなかったのでググってみた。

リンク先の記事によるとヘリコプターで上空からお金をばら撒くかの如く、社会にお金を行き渡らせる経済対策のようです。

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Photo: handelsblatt

 

政府が何かしら社会問題の対応をするときには何時も財源は?財源はどうするんですか?と問題になりますが、そういうのでなく、単純に札束を印刷しまくってそれを無償で一人一人にお配りしましょうっていう話なのですね。それでどういう効果が期待できるんでしょうか。

国民に直接カネを渡せば、消費が増えて経済が活性化する一方、その国には通貨安とインフレが進むはずなので、デフレを克服出来るという理屈です。一部で議論が起きている政府紙幣の発行や、1999年に行われた地域振興券の配布などは、一種のヘリコプターマネーです。 

日本では現在、デフレギャップがおよそ30~40兆円分あると見積もられています。これを埋めるためには、国民一人当たり30万円ほど現金を配れば、デフレは解消する計算になります。ここまで直接的かつ大胆な政策を行った国はありませんが、その位のことをしないと日本のデフレは解消しないのです。rh-guide.com

 感覚的な記述になってしまって申し訳ないのですが、そう上手くいきますかね?今の日本の消費不足は将来の見通せなさが主な要因ですよね。どんな企業に勤めていても『明日無職になるかもしれない』、そしてそういう状況になっても『誰も助けてくれない』という社会なので「貯蓄は出来るときにしておこう」、「いざというときのために少しでも備えを多くしよう」というのが個人や企業の基本スタンスのように思うからです。現に企業の内部留保は増えています。

結局使われずにストックされて、何もなかったのようになる。そんな気がします。加えて国際的にも一方的な通貨安の誘導なので、輸出入関連国からのプレッシャーもありそうです。

毎年、記事のように30万円をもらえるのなら、今年は使ってもいいか!と考える人も多そうですが、一時金を渡すだけでは効果はないというのが、私の考えるところです。

といって批判するだけでは何も解決しませんが、ヘリマネ導入よりは、将来的な成長社会を国民にイメージさせるのが先なのではないですかね。

 (2016.7.14)